ワークショップ 1
12のシーンを考える
オープンゼミによって析出された3案
平田研究室、北大路ハウス住人、プロジェクトコアメンバーで北大路ハウス母屋に集って7回のオープンゼミを行ってきました。今回のワークショップでは、そこで析出された3案をもとに、それぞれで起こりうるアクティビティを考えました。
1.案の説明
平田研究室から現状の3案ができるまでを説明しました。みんな真剣に聞いてくれてます。
第1期と異なり、案の析出の段階から議論の場を開いたことが特徴的です。計7回のオープンゼミを経て、個性豊かな3案が出揃いました。これまでのオープンゼミでのプロセスは下記にて紹介しています。
→北大路プロジェクト 離れ改修 WS①までのプロセス
普段は本棚として使われているアタッチメントを外して、ワークショップに初めて来てくれた人にも共有できるように、これまでのオープンゼミでの発言やstudy模型を全て展示することで思考の過程を可視化しました。ひとつひとつの発言が吸収され、案を作り出し成長させていっているのがわかります。
2.第一印象で投票
第1回投票(WS前) 計26票
案の説明のみで、これがいい!と思うものに投票してもらいました。その際、それぞれの案に対して良いと思う点と改善点も書いてもらいました。第一印象では、大きな屋根案が一番人気で、他の案に差をつけています。
3.敷地の見学
実際に前庭、はなれ、テラスを見ながらどういうことを考える必要があるかを共有しました。実際の敷地を肌で感じて起こりうるアクティビティのイメージを膨らませます。
4.グループワーク
グループワークではそれぞれ具体的なアクティビティを考えました。日常と庭の関係の中でのアクティビティを考えるガーデンチーム、カフェやヨガ教室など他の主体を誘致して商業的なアクティビティを考えるキャラバンチーム、多くの人が集まって楽しむ場を考えるパーティチーム、ものづくりWSを行う場を考えるDIYチームの4チームに分かれて議論しました。
それぞれの案に対して決定したアクティビティをもとに模型に添景を置くことで実際のシーンを考えました。建築学生の力を結集し、短い時間でそれぞれ豊かなシーンが描かれました。
5.発表
各案とそれぞれのアクティビティについて12のシーンをその場で描き、よく工夫できた点・改善点を発表し、みんなで共有しました。各アクティビティで、案の形状が変わってきておもしろいです。
A.大きな屋根案
B.立体テラス案

C.現代的離れ案
6.グループワークを経て投票
第2回投票(WS後) 計30票
最後に、案の改善点を共有した後、もう一度投票を行いました。1回目と同様、大きな屋根案が人気だったのですが、票が割れてそれぞれ拮抗した結果となりました。良いと思う点、改善点も純化されて議論がさらに深く展開できそうです。
今回のワークショップでは、8大学34名の学生が集まってくれました。第2回もより開かれた議論ができることを期待しております!
今後について
第二回ワークショップは、6月16日(土)13:30-18:30 @北大路ハウスで予定してます。これまでのオープンゼミ、ワークショップを経て、形態の異なる3案のそれぞれの要素を統合できる可能性が見えてきたので、第2回ではその場で模型を切り貼りして案を進化させましょう。
第三回ワークショップの日程も近日追って発表いたします。
参加希望の方は下記のフォームにてご連絡ください。
Mail : hirata.a.lab@gmail.com
Twitter : @ku_hirata_lab