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それぞれ3畳程度の個室の形は、W.S.のなかで使い方や共有スペースとの関係性を議論しながら決定しました。
アクソノメトリック |
個室1平面図 |
個室2平面図 |
アクソノメトリック |
個室3平面図 |
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個室4平面図 |
個室5平面図 |
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個室6平面図 |
個室7平面図 |
コアメンバーとのW.S.の中でそれぞれ好きな個室を選んで実際にどう住むか考えてもらったものを紹介します。
細長い部屋に住む。
他人が入ってきても許せる範囲と、自分以外入れたくない空間。横に長い特徴のある形の個室を2つの空間にわけて、住み方を構想しました。
仮想の住人には二つの趣味があります。1つは料理。隣の中庭を使って菜園を作り、とれた野菜やハーブはシェアハウスの中で流通します。もう一つはサブカルチャー。北側の3マスで自分だけの空間を展開していきます。彼女以外は誰も入れない絶対不可侵領域です。
陰翳礼讃
近頃我々は本当の闇を知らないという。外出すれば夜間を該当が照らし、部屋の電気を消せば微かに電化製品の小さなライトが燈る。暗いが完全なる闇ではない。電気が自由に使える現代において、日本人が今まで培ってきた感覚はもはや消えてしまった。一番身近にあった陰という存在が、いつしか遠い存在となってしまったのだ。
この部屋の中では、私たちは電化製品を使うことを許されない。あるのは小さな窓から差し込む光と、そして陰。3畳の個室の内、収納を繁盛に納め、残りの2畳半に畳と床を配する。敷や時刻によって変わるこの2畳半の中で、時には影を見つめ、時には羊羹を食べ、時には友人をもてなす。私たちはこの影の中に、あるいは新たなる発見を探し出すことができるかも知れない。
The space room
宇宙のことが好きな仮想住人が住む部屋
宇宙といえば無重力、無限に紡ぐ星空。
無重力を再現するために、部屋の中の家具はほとんど吊るされています。
また無限に続く星空を再現するために、宇宙を天井に映すプロジェクターを使用します。ハンモックの中でゆっくりと宇宙を眺める環境を作りました。また世界観も大事にしたいと思い、自然の中で星空を眺めるシュチュエーションを設定。草原のようなマットに広大な山々が映える壁紙を貼っています。
天体観測も好きな住人は流星群の噂などを聞きつけると、バルコニーにみんなを呼び出し観測会などを始めたりするかもしれません。
旅人の家
この部屋の住人は旅人である。彼にとって個室は旅先の写真を飾るギャラリーであり、個室の周りが生活空間だ。
時が経つほど生活空間は彼の物と旅の思い出の品々で広がりを増し、暮らし方も変化していく。
気がつけば、あなたの部屋で寝ていることも...?!
表情をもつ部屋
梁を利用して上から旅で集めた布を垂らしたり、スカイプランターやライトを吊るしたり…
部屋の一番眺めが良いところの高くにふかふかのベッドを置き、最高の場所を作る。垂らしている布はベッドを囲い、スクリーンにもなり、部屋をやんわりと分けることが出来る。昼間は布を巻き上げて光が部屋に差し込む開放的な空間となり、勉強の息抜きにスクリーンを巻き上げて現れた鏡でダンスの練習をする。夜はスクリーンを下ろして好きな映画を最高の場所でのんびり見る。
狭い部屋の中でいろんな表情の空間を持った自分だけの世界を最高の場所から眺めて眠りにつく…